[私の読書ノート16]今夜、世界からこの涙が消えても 

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小説

 今回紹介する書籍は、一条岬先生の「今夜、世界からこの涙が消えても」です。

こんな人におすすめ

・前作の「今夜、世界からこの恋が消えても」を読んだ人
・涙活したい方
・恋をしたい方

本のタイトル

 今夜、世界からこの涙が消えても

著者

 一条 岬

 愛知県出身。「心は君を描くから」が第26回電撃諸説大賞にて<メディアワークス文庫賞>を受賞し、「今夜、世界からこの恋が消えても」でデビュー。

 大胆な構成と緻密な心理描写が持ち味。

あらすじ

 あの日行き場の失った“もう一つの切ない恋”。僕こと成瀬透の大学生活は平凡だった。綿矢先輩と出会うまでは。

 「先輩って大恋愛とかしたことなさそうですよね」
 「君が知らないだけだよ」

 そんな会話から始まった勢い任せの告白。しかし、先輩は1つの条件で受けいてる。

 “私を本気で好きにならないこと“ そうして始まった儚い恋。

 そして僕は知る。綿矢先輩が抱える忘れられない恋心のことを。時折見せる悲しい表情のわけとは。

 前作の「今夜、世界からこの恋が消えても」の綿矢を主人公にしたスピンオフ作品

感想

 前作の「今夜、世界からこの恋が消えても」で大活躍した綿矢泉の秘密がわかる一冊です。ただ1人で過去の記憶と向き合う主人公に感動しました。

 2年以上も友人を支え、してはいけない恋し、葛藤しながらも笑顔でいる彼女は本当に強い女性だと思いました。そんな彼女に恋する、もう1人の主人公こと成瀬透の思いにも感動しました。

 次に私が印象に残ったことに3つ紹介します。

印象ポイント1:他人を優先できる人間

 “友人の幸福を破壊するだけだ、そんなものなら、ない方がいい、消え去ったほうがいい“

 これは綿矢泉が友人の恋人に恋をした際に思ったことです。友人の恋人の優しさに恋心を抱くことは、しょうがないことです。

 ですが、綿矢泉は自分のことより他人を優先することができる人間で、この恋心を隠していきます。
私も同じ経験をしたことがあります。

 本当に辛いです。魔が刺しそうになったこともありました。

 その時に、この本で出会っていたら結果は変わっていたのではと、今になって思います。

印象ポイント2:写真の力

 過去の回想シーンの神谷透との会話に

 “写真は、小説と同じように、色んな場所に連れて行ってくれる。綺麗な写真を見て、その場所にいる自分を想像したり…“

があります。神谷透と同じように、私も色んなところに行ける人間ではありませんでした。

 ネットで見つけた写真で仮想旅行をしていました。そして、社会人になりある程度、お金に余裕が出てからは旅行をするようになりました。

 旅行先では必ず写真を撮っています。また本の世界の旅行もしています。

印象ポイント3:約束

 綿矢泉は、過去の恋心との向き合い方を覚え、前を向きます。そして、成瀬透と約束します。

 「私のことを本気で好きになってくれてもいい。絶対に私より長生きして」と。

 このシーンは、この本で一番の見どころです。最初の約束と180度変わっています。

 さらに、長生きしてと、もう大事な人を失いたくないと願う綿矢泉も心の叫びが聞こえると思います。私には大事な人がいます。

 その人を悲しませないために、生きていこうと思えた物語です。

まとめ

この本の前章となる一条岬先生の「今夜、世界からこの恋が消えても」も読んでください。

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